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【クライアント向け通信】Vol.3 発行月2010年4月

世界に学ぶいろいろな認知症ケア

認知症については、世界的にいろいろな治療やケアの技法が日々研究されています。 今回は、その中でも近年海外で広がりつつある認知症ケアの技法をいくつかご紹介します。

タクティールケア

スウェーデン発祥の「触れる」ケアです。指圧やリフレクソロジーなどと違い、強く押す必要はなく、 柔らかく包み込むように触れます。筋肉や深い組織を揉み解すことが目的でなく、皮膚と皮膚を通してのコミュニケーションに重点を置いています。 タクティールケアをすることによって、オキシトシンが脳下垂体後葉から、分泌されます。このオキシトシンは血管内に放出され、体全体に効果を生み、鎮静化の作用を起こします。 そのことにより、安心と信頼の感情が引き起こされるのです。それに伴って、良い気分になったり、不安感や恐怖感の緩和をすることが出来ます。 また、疼痛に対する鎮痛作用があることも立証されています。

バリデーション

アメリカのナオミ・フェイル氏が確立した認知症高齢者とのコミュニケーション療法です。 認知症高齢者に対して、尊敬と共感をもって関わることを基本とし、お年寄りの尊厳を回復し、引きこもりに陥らないように援助します。 【アイコンタクト】【リフレージング・繰り返し】【レミニシング・思い出話をする】をテクニックの基本とし、気持ちに共感し、受容することで、互いに気持ちを通わせます。

パーソンセンタードケア

イギリス発祥のケア実践技法です。認知症高齢者を中心に据えその人の視点や立場に立って理解し、ケアを行うことを目的としています。 現場で実践するため、認知症ケアマッピング(DCM)というツールが開発されました。 通常、6時間以上連続して認知症をもつ人達を観察し、5分ごとに、どのような関わりが提供され、どのような行動に携わり、どのような状態かを記録します。 それをもとにケアの質の向上、生活の質の向上をはかります。

やさしい手【連載】職員の人財教育と育成術 【全6回】

第3回「教育プログラム」
(株) SHE 代表取締役 石郡 英一

第1回(智・情・意)、第2回(心・技・体)と教育の視点を述べてきた。第3回の今回は、教育プログラムについて述べてゆく。

教育プログラムは、「理念」「サービス」「労務」の3点で作成しなければならない。 (表1〔教育プログラムと教育の視点〕参照)この中でも特に重要なのは理念である。 理念とは、サービスから労務に至るまで、全ての業務に影響を与えるものである。

例えば介護施設で「家庭的な介護」といった内容の理念を掲げたとする。 すると、建物の外観をレンガ調にしたり、居室の扉や床、腰壁に木材を使用したり、家具類をアンティークな物に統一するなど工夫が必要となる。 プログラムでは、食事にお盆や、食礼を用いず、おかずをその場で盛り付けたり、ご飯をよそったり、お客様と一緒に、職員も食事を戴くなどの工夫があってもよいだろう。 更には入浴を夜間入浴にしたりするなどの工夫もアイディアである。 夜間入浴をするような場合なら、職員の勤務体制にも影響があるため、就業規則や、勤務表の作りこみなども工夫が必要となるのである。

教育プログラムと教育の視点

表1〔教育プログラムと教育の視点〕

このように理念とは頗る大切なものであるが、往々にして形骸化してしまっている介護事業所が多いことも否めない。 こうならないよう、作り上げた理念を喚起させる必要があると同時に、教育啓蒙していくことが大切となる。

次にサービス教育であるが、サービス教育には契約や広報といった総論と、ハード・ソフト・ヒューマンウエアといった各論がある。

サービスの総論教育とはサービスの全体像を表すものであり、お客様と事業所を結ぶ架け橋となるものである。 教育する際は当然、現場のスタッフも知らなければならない事柄であるが、往々にして教育されていない介護事業所が多いことも否めない。 例えばデイサービスで、現場の介護スタッフに「昼の食事代はいくらですか?」「この地域は送迎して戴けますか?」などと聴いても、 私の経験上、多くの介護スタッフが「知りません」と答えるのである。そうならないためにも、サービスの全体像を把握するために、 契約書や広報媒体を啓蒙し、熟知できるような教育プログラムが必要なのである。

サービスの各論教育とはハード・ソフト・ヒューマンウエアサービスといった、実質的なサービス教育を指す。 具体的に介護施設のハードウエアサービスの教育では、居室の広さや、間取り、共用部の使い方や、機械浴、車椅子の使い方など、 建物・備品等の知識、使用の実際を、パンフレットやホームページなどで確認したり、 使用方法のマニュアルえを作成したりして、具体的に教育しなければならない。

ソフトウエアサービスの教育では、直接業務としてケアプランの立案、ケアプランに基ずくサービス展開、 さらには一般サービスを生命・生活・文化のケアに分けて行うことと、間接業務として業務実践を行うこと(第1回“智”の項目参照)を、 マニュアルを作成したりして、具体的に教育しなければならない。

ヒューマンウエアサービスの教育では、対応の仕方などの接遇方法や、生命・生活・文化のケアに於ける実際の技術(第1回“智”の項目参照)などを、 OJTやプリセプター制度などを通じて、具体的に教育しなければならない。

次に労務教育であるが、労務教育には規則類や組織といった総論の教育と、人・もの・金・リスクといったマネージメントを示す各論の教育とがある。

労務総論の教育とは労務の全体像を表すものであり、事業所とスタッフとを結ぶ架け橋となるものである。 教育する際は当然、現場のスタッフも知らなければならない事柄であるが、往々にして教育されていない介護事業所が多いことも否めない。 介護事業所に入職した際は、きちんとした就業規則や給与規定等の規則類や、組織や人事、職務記述書等の組織をきちんと説明するなど、具体的かつ明確に教育しなければならない。

労務各論の教育とは、人・もの・金・リスクといった実質的な労務教育を指す。 人の教育では、出退勤の方法から、勤務表の見方など労働の基本教育や、指示命令の方法、申し送り・ミーティング・会議などの報連相の仕方などの教育を行なう必要がある。 また人事考課のあり方を教育することによって、評価される項目の自覚を促す必要もある。ものや金の扱い方の教育では、 「いつ、どこで、誰が、何を、どのように、どうするのか」という5W1Hの業務工程を明らかにする教育が必要である。 同時に潜在的問題としてのリスク教育(第1回“智”の項目参照)も重要な教育の一つである

福祉系サービスに看護師を紹介

やさしい手が専門サイト充実

サイトの画像

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やさしい手(東京都目黒区、香取幹社長)の人材紹介派遣事業本部は、福祉系サービスに対象を絞った看護師専門の求人・紹介サイト「看護師Z」 (http://www.kangoshiz-kyujin.jp/)を開設した。福祉分野で仕事を探す看護師は、給与だけではなく就労条件を重視するニーズが高いというリサーチ結果から、 求人事業所の勤務条件や場所、給与などの詳細条件を一覧で比較し選べるようにしたのが特徴だ。年末までに求人情報1千法人、紹介実績5百件を目指す。

「不足感の強い看護師だが、病院ではなく介護事業所でという希望は一定割合である。 希望に沿った条件をこまかく比較できるようにし、個々人にあった働き方を支援する」と大石浩之大橋WM事業部長は新サイトの狙いを話す。 同社では、看護・介護の紹介・派遣サイト「YSウェブ」を運営しているが、介護系事業所で働く看護師へのヒアリングで、 給与面だけではなく就労時間や休日数などで重視していることから、ニーズに合わせた新サイトを開設した。

サイトの特徴は、「価格比較サイト方式」という勤務条件を比較できる機能を入れたことだ。地域などでの絞り込みのほか、 選択した求人案件を「給与」「勤務日数・時間」「夜勤の有無」「年間休日数」など30項目程度、最大3ヵ所まで一覧で比較できる。

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求人案件比較ページ。違いが一目瞭然でわかりやすい。

また、同社の特徴は、福祉業界に特化し、専門性が高いキャリアコンサルティングを実施していることである。 エントリー時のきめこまかい条件ヒアリング、アドバイスはもとより、面接に同行する他、就職後の相談なども行い定着までをサポートする。 今年末までに求職者5百人のマッチングを目指す。
問合せは0120・084・160へ。


YSウェブ 理学療法士 作業療法士 Moome